望月万琴から貴方にお届けする今日のKIZUKIメッセージ2021/01/08
12 天地否+3
『念彼観音力』
この卦は、塞がることを意味し、災難を受けないように隠れるほうが良いことを表します。
今日のあなたの状況は、もう少し目先を考えて動いてみてはどうですか?
事の良し悪しは別として、自分自身も恥をかきながら、自分本位に行動していないですか?
このままなりふり構わず行動すると、後々周囲から悪く言われるだけです。
欲を捨てて、ズルさを捨てるほうがいいでしょう。
☆ message that opens up the future☆ (Chapter 3)
今日は観音経を聞いていたので、観音経で出てくる「念彼観音力」のお話しです。
私は宗教家ではないので、解り易い解釈をご紹介します。
観音経には、「念彼観音力(ねんぴかんのんりき)」という経文が 13 回出てきます。「観音様のお力を念じれば」、いろいろな危険や苦しみ、困難から解放されるという 13 個の例え話が説かれています。
1、燃えさかる火の穴に落とされても、観音様のお力を念じれば、火の穴はたちまち池に変わる。
2、大海を漂流して龍・鬼に襲われても、観音様のお力を念じれば、波に溺れることはない。
3、悪人に山の頂から落とされても、観音様のお力を念じれば、太陽のように空中にとどまる。
4、悪人に追われて山から落ちても、観音様のお力を念じれば、傷一つ負わない。
5、強盗たちに殺されそうになっても、観音様のお力を念じれば、彼らの心は優しくなる。
6、刑場で処刑されそうになっても、観音様のお力を念じれば、刀はばらばらに折れてしまう。
7、鎖につながれても、観音様のお力を念じれば、たちまち鎖は解けて自由になる。
8、呪いのため命が危険にあっても、観音様のお力を念じれば、その人に呪いが戻っていく。
9、悪鬼毒龍(あっきどくりゅう)の怪物に出会っても、観音様のお力を念じれば、怪物は毒を与えないようになる。
10、猛獣に囲まれて殺されそうになっても、観音様のお力を念じれば、猛獣は去ってしまう。
11、マムシやサソリが毒を吐いても、観音様のお力を念じれば、たちまちいなくなってしまう。
12、稲妻が光り大雨が降っても、観音様のお力を念じれば、それらはたちまち消散してしまう。
13、戦場で死の危険にさらされても、観音様のお力を念じれば、敵たちは逃げ去ってしまう。
これを見ると「観音の力を念ずれば助けてくれる」と思うでしょう…
ですが、「念彼観音力」とは、人間には誰しも観音菩薩のように生きていくことのできる力が具わっており、その力を自覚して菩薩のごとくに生きていくことを意味しているとあります。
人は人を恨んだり、妬んだり、呪ったりしてはいけないということです。