望月万琴から貴方にお届けする今日のKIZUKIメッセージ2020/06/21
51 震為雷+1
『存在の驚愕』
今日の卦は、突発的に驚くことがあることを表します。
これはどんな時でも冷静でいることで大切なものは失うことはないということ。
驚くことがあっても、慎重に対応していけば無事を得る。
日ごろから修練と自戒していくことが大切だと教えているのです。
今日の状態は、突発的な出来事がありそう。
驚きがありますが、落ち着いて事の成り行きを見守りましょう。
そのうち状況がはっきり見えてくるので、打つ手もわかってきます。
甘い考えは禁物ですが、ほっと笑みが出るくらい安心できるでしょう。
ここで慌てふためくと、本震がやって来ることになります。
落ち着いて、冷静さをもつことです。
☆ message that opens up the future☆ (Chapter 1)
ふと空を見上げた時、そこに無数の星々を見る。
何とはなしに、こんなことを考える。
「この星々はいったいどこから来たのか、この世界はどこまで広がっているんだろうか」
「この広い宇宙の中でなぜ私はここにるのだろうか、そもそもなぜこういう世界があるんだろうか」
こうしたことを問うた時、そしてそこに自分の知的理解の及ばない問題があると気づいた時、人はある種の「驚異」を覚える。
驚きとは予期しない事象を体験したときに起こる瞬間的な感情をいいます。
身近な日常の中にある些細な出来事の中に知的理解が及ぼない物事を見いだした時、人は自分の周囲すべてが謎と困惑に包まれている感覚を覚えます。
こうした驚異は、日常的世界観の崩壊を予見する不気味さも感じるのです。
それゆえこうした驚異と向き合い続けることは、時に精神的な苦痛を伴うことさえあります。
人はごく身近の不思議な事柄に驚異の念を抱き、より大きな事象について探求していきます。
これが「哲学」の始まりの様ですが、哲学者でなくても、私たち一人一人が些細な驚きに向き合うことが、今、必要なのではないでしょうか?